日本リハビリテーション医学会研修施設・日本老年医学会認定施設山口リハビリテーション病院

言語聴覚療法(ST)

言語聴覚療法

コミュニケーションや摂食・嚥下(食べる事や飲み込む事)等の問題の本質や発生メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施します。必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。

言語聴覚士スタッフ配置人数

配置人数の詳細

コミュニケーション

失語症に対する訓練

失語症とは?

病気や怪我などによって脳の言語野に損傷を受け、以下のような症状が見られます。

会話の内容が理解できない

伝えたいことがあるのに言葉が出てこない、言い間違う

文字を理解できない、書くことができない

計算ができない

 

構音障害に対する訓練

構音障害とは?

脳に損傷を受け、声帯や喉、口の周辺に麻痺が生じたり、呼吸する力が低下したりする事で以下の症状が見られます。

声の質が変わる

呂律が回りにくくなる

声が小さくなる

長時間話すと疲れる

 

このような症状に対して、症状の軽減を図る訓練を行ったり、話し言葉以外のコミュニケーション方法(会話ノート、会話補助装置等)を検討したり、ご家族の方へコミュニケーション方法の指導を行ったりします。又、退院後の生活に必要なコミュニケーションの練習(電話や買い物等)や自主トレーニングの指導も行います。

聞き取り練習は絵やカードを使い聞いて理解する力の訓練を行います。 読む練習は本や新聞を読むための文字の理解訓練を行います。 会話ノートとは伝えたい内容を手助けしてくれるノートです。
唇・舌の運動は麻痺した部分を動かし筋力アップを目指します。 吹く練習では声を出すのに必要な呼気圧を改善する訓練です。 より円滑にやり取りができる方法を家族の皆様にお伝えします
電話練習では実際の電話を使用し、かける、話す、メモを取るなどのシミュレーションを行います。 訓練以外の時間でもお一人で出来るようなリハビリ課題を提案致します。 トーキングエイドとは上手く声が出ない場合本人に代わって話をしてくれる機械です。

接触・嚥下

嚥下障害に対する訓練

摂食・嚥下障害とは?

脳の損傷や老化などにより、飲食物の咀嚼や飲み込みが難しくなる症状です。このような症状に対して症状の軽減を図る訓練を行ったり、看護師、歯科衛生士、管理栄養士等とも連携して安全に食事が行える方法を検討したりします。必要に応じて嚥下造影検査(VF検査)を実施し詳細な評価を行います。

食事方法設定において食事形態・姿勢を工夫します 飲み込み練習でのどを刺激し、飲み込む力の改善を行います。 接触・嚥下委員会では回復を食事・栄養面からサポートする取り組みを行っています。

嚥下造影検査(VF検査)では模擬食品を食べてもらい、唇・のど・舌の動きをレントゲンを通してみることができます。

 

 

その他の取り組み

【さえずり会】

当院を退院された失語症の方とそのご家族を対象に開催している交流会です。同じ病気の人と触れ合うことで事で、不安が軽減したり、刺激を受けて前向きに生活するきっかけになればと思います。また、ご家族の方にも同じ苦労を経験した人と話したり、言語聴覚士に相談したりできる良い機会になると思います。

さえずり会の様子

 

 

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医療法人和同会山口リハビリテーション病院

山口リハビリテーション病院は、リハビリテーション医療を提供する専門病院です。機能回復や機能維持だけでなく、障害があっても普通の生活の実現をめざしていただけるように、平成16年3月回復期リハビリテーション病棟を開設しました。

〒753-0851山口県山口市黒川3380【Tel】083-921-1616【Fax】083-925-2550診療時間:月~金曜日 9:00~12:00 休診日:土・日・祝