医療法人和同会山口リハビリテーション病院及び山口幸楽苑では、2008年度よりEPA(経済連携協定)※に基づき外国人看護師候補者・介護福祉士候補者の受け入れを行っています。 当施設では、インドネシア、フィリピンより受入れを行っており、母国で看護師免許取得、また看護専門学校等で専門の教育を受けた者が、国の選考・審査を受け来日しております。 家族や高齢者、障害者を思う気持ちは人一倍強く、心優しいケアができる彼らは、医療福祉分野の担い手となりつつあります。 ※EPA(経済連携協定)とは国と国が、幅広い経済関係の強化を目指して貿易・投資を進める協定です。看護師・介護福祉士受入れは、インドネシア・フィリピン・ベトナムと協定を結んでいます。
2018年までに、山口リハビリテーション病院では看護師候補者6名、山口幸楽苑では介護福祉士候補者15名の受け入れを行ってきました。 これまで看護師国家試験の受験者は5名中、4名合格。介護福祉士国家試験の受験者は3名中、3名合格と介護福祉士においては合格率は100%となっています。 現在、山口リハビリテーション病院にフィリピン人看護師3名、山口幸楽苑にインドネシア人介護福祉士2名が就労中で、2015年度より6名、2017年度より4名の介護福祉士候補者が国家試験合格を目指して就労・研修しています。
看護師候補者は1年目より国家試験の合格を目指し、介護福祉士候補者は3年の就業(実務経験)を経て国家試験に臨みます。 合格すれば継続的に日本で就労できますが、不合格であれば看護師候補者は3年間、介護福祉士候補者は4年間で母国に帰国しなければなりません。(滞在延長の措置について審議あり) しかし、難関である日本語での国家試験を克服し、資格取得を実現しています。
山口リハビリテーション病院及び山口幸楽苑での外国人受入れは、EPA経済連携協定の趣旨に基づき、資格を取得し引き続き日本で滞在できるようにすることを目的としています。
当施設では、国家試験の合格を目標とした適切な研修を実施しています。
看護師候補者
支援者:看護部長・看護副部長・教育師長・看護師長・看護主任・社会福祉士・日本語講師
介護福祉士候補者
支援者:看護部長・教育師長・看護師長・社会福祉士・介護福祉士・日本語講師
山口リハビリテーション病院では、2016年に職員寮(1K)が完成。プライベートが守られ、快適な生活を送ることができます。 近隣にはスーパーを中心とした商業施設が充実しており、買い物の便が良く、ATMコーナーもあります。また、同地区の山口大学には多数の留学生などからなるコミュニティーも広がっています。 休日には季節を感じる行事に参加し、余暇を楽しく過ごしています。
※職員寮は家具・家電付きではありません。